県内の経営動向調査

3月の実績調査結果(小売業)

 小売業全体をみると、売上が前年同月を上回ったとするところは15.7%と前年同月の11.3%を4.4ポイント上回った。減少企業比率も37.5%と前月調査の50.0%を12.5ポイント下回ったことから指標は再び上向いた。
また、収益も増加9.9%(前月調査5.3 %)、減少38.1%(同51.7%)と指標はここでも再び上向いた。
小売業の売上のDI値は−21.8である。これに比べてマイナス幅が小さいものは大規模小売店舗(0.0)、中小スーパーマーケット(6.3)、耐久消費財(−18.3)、その他小売(−14.6)である。この中にあって、耐久消費財では自転車販売だけがこの業種全体の売上DI値よりマイナス幅が小さく、その他の自動車販売、家具店、家電店は大きい。同様にその他小売では医薬品・化粧品小売、農耕用品小売、時計・カメラ・眼鏡小売はこの業種全体のDI値よりマイナス幅が小さく、ガソリンスタンド、書籍・文房具小売とスポーツ用品小売は大きく、ここでも業種間の格差がみられる。反対に小売業全体のDI値よりマイナス幅が大きいものは身の回り品(−41.5)と食料品(−27.0)である。この中にあって、食料品小売では鮮魚・乾物小売はマイナス幅が小さく、果実小売と各種食料品小売がマイナス幅が大きい。
小売業の収益のDI値は−28.2であるが、これよりマイナス幅が小さいものは大規模小売店舗(20.0)、中小スーパーマーケット(0.0)、その他小売(−23.5)である。この中にあって、その他小売では医薬品・化粧品が業種全体の収益DI値よりマイナス幅が小さく、ガソリンスタンドは大きい。反対に、小売業の収益DI値よりマイナス幅が大きいものは身の回り品(−49.1)、食料品(−30.1)、耐久消費財(−30.0)である。この中にあって、食料品では鮮魚・乾物と食肉小売はマイナス幅が小さい。耐久消費財では、自動車販売、自転車販売は比較的マイナス幅が小さく、家具店、家電店は大きい。同様にその他小売業では医薬品・化粧品小売はマイナス幅が小さく、反対にガソリンスタンドは大きい。

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全業種 1504.gif (2211 バイト) 製造業 卸売業 運輸・サービス業

 
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