特 集●夏季賞与支給予定額調査結果(2/3)
特 集●夏季賞与支給予定額調査結果

「支給しない」全体の21.0%

 図3は、有効回答290企業の支給額の分布状況を10万円単位でみたものである。これによると、「20〜29万円」が26.6%と最も多く、次いで「支給しない」が21.0%、以下、「30〜39万円」が18.3%、「10〜19万円」が16.6%、「40〜49万円」が7.9%、「50万円以上」が7.6%、「10万円未満」が2.1%となっている。
「支給しない」とする企業は昨年の15.0%から6.0%の増加となっている。
図3

約4割が「8/1〜8/14」に支給

 表2は、支給時期についてみたものである。全体では、「8/1〜8/14」に支給する企業が38.0%と最も多く、次いで「7/15〜7/31」22.7%となっている。以下、「6/15〜6/30」17.0%、「7/1〜7/14」14.0%、「6/15以前」3.9%、「8/15以降」2.6%となっている。
 これを業種別にみると、「鉱業」、「建設業」、「運輸業」は、「8/1〜8/14」に支給する企業が最も多い。「製造業」は「7/1〜7/14」、「7/15〜7/31」とする企業が5割、「卸売業」は「7/15〜7/31」、「8/1〜8/14」とする企業が9割となっている。「小売業」は「7/15〜7/31」が最も多い。また、「サービス業」は「6/15〜6/30」と「8/1〜8/14」とする企業がそれぞれ多い。
表2

支給財源「内部積立」が50.0%

 表3は、支給財源を[業種別]と[従業員規模別]にみたものである。
全体では「内部積立」50.0%、「借入」29.0%、「本社支給」14.8%、「その他」6.2%となっている。
 これを業種別にみると、「内部積立」が全業種中最も多いのは「サービス業」の67.7%であり、以下、「卸売業」63.6%、「運輸業」58.8%、「小売業」55.9%と、4業種においては「内部積立」とする割合が多い。これに対し、「借入」が多いのは「鉱業」の47.1%で全業種中最も多く、次いで「建設業」の37.8%となっている。また、「本社支給」は「製造業」が30.0%と全業種中最も多い。
 次に、従業員規模別でみると、「内部積立」は「1〜10人」が62.4%と最も多く、以下、「11〜30人」53.6%、「31〜50人」50.0%、「51〜100人」47.0%、「101人以上」32.7%となっている。また、「借入」は「101人以上」が40.8%と最も多く、以下、「51〜100人」32.6%、「31〜50人」29.1%、「11〜30人」27.1%、「1〜10人」17.6%となっている。「本社支給」は「101人以上」が25.0%と全業種中最も多い。 
従業員規模の小さい企業ほど「内部積立」が多く、大きい企業ほど「借入」が多くなっている。
表3

表3



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