表3は、労組の無い企業について賃上げ状況を男女別・業種別にみたものである。賃上げ率を男女別にみると、男子平均では賃上げ額2,367円(前年調査2,978円)、賃上げ率1.01%(同1.02%)と、額・率ともに前年調査を下回った。また、男子の業種別では「鉱業」が1.38%と最も高く、以下、「製造業」1.35%、「小売業」1.28%の3業種において平均を上回った。 女子平均では賃上げ額1,687円(前年調査2,139円)、賃上げ率1.03%(同1.20%)と、こちらも額・率ともに前年調査を下回った。また、女子の業種別では、「サービス業」が2.08%と最も高く、以下、「鉱業」1.64%、「小売業」1.35%の3業種において平均を上回った。 |
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表4は、労組の無い企業の賃上げ状況を賃上げ額別、従業員規模別にみたものである。 賃上げ額別の分布状況では、「賃上げなし(マイナスを含む)」とした企業が全体の43.7%となり、前年調査の35.1%を大きく上回る結果となった。 従業員規模別では、賃上げ率が最も高いのは「10人〜19人」の1.26%であり、以下、「1人〜9人」1.18%、「50人〜99人」1.08%、「100人〜」1.06%、「30人〜49人」0.96%、「20人〜29人」0.83%となった。 |
表5は各社の賃上げの決定要因を当センター調査分(有効サンプル267企業)について、重視した項目の順位でみたものである。 全体では、最も高いのは「自社の業績」、次に「世間相場」、以下、「労働力の確保・定着」、「物価上昇率」の順となった。 |