(2/3)特 集●ＩＴ（情報技術）活用意向調査
図２は、図１−1において「取り組み中」または「検討中」とした企業において、IT導入による事業展開を計画している分野をみたものである。最も多いのは「営業力や販売力の強化」57.9％であり、以下、「給与や経理など総務的業務の合理化や効率化」37.6％、「生産や工事など現場業務の合理化や効率化」32.3％、「社員間の情報共有化」31.6％、「開発・設計力の強化」18.0％、「新規事業分野への進出」11.3％、「新商品の企画・開発」9.0％、「その他」3.8％となっている。 各分野における具体的内容の主なものは、「営業力や販売力の強化」の分野では、大半の企業が「ホームページによる販売や自社のPR」を挙げており、その他、「顧客管理」、「販売管理」等となっている。「総務的業務の合理化や効率化」の分野では、「会計ソフトの導入」、「社内情報の一元化」等が主なものである。「現場業務の合理化や効率化」の分野では、「生産管理ソフトの導入」、「ネットワークシステム（本社、現場、事業所等）の構築」等が主なものである。「社員間の情報共有化」の分野では、大半の企業が「社内LANによる情報共有化」を挙げている。「開発・設計力の強化」の分野では、「CADの活用」が主なものとなっている。 |
図３は、図１−1において「取り組み中」または「検討中」とした企業において、計画しているITの導入方法についてみたものである。最も多いのは「市販のパッケージソフトを活用する」43.4％で、以下、「自社でソフトウェアを開発する」19.4％、「IT関連企業と共同開発する」19.4％、「IT関連企業に外注する」17.3％、「その他」0.5％となっている。 |
