(1/3)特 集●ＩＴ（情報技術）活用意向調査
| ＩＴを活用した事業展開 「既に導入済み」16.1％ 「取り組み中」9.7％ 「検討中」14.6％ |
| 当いわて産業振興センターでは、県内中小企業のＩＴを活用した事業拡大や新分野への進出などの意向についてのアンケート調査を実施した。この結果、「既に導入（取り組み）済み」16.1％、「現在、具体的に計画を進めている」9.7％、「現在、検討中である」14.6％と、約４割の企業が「導入済み」または「取り組み中」、「検討中」であるとしている。 |
| この調査は、当いわて産業振興センターが66業種、1,779企業を対象に、平成13年12月1日現在で実施したものである。 回収数569企業（回収率32.0％）、うち有効回答数は547企業であった。 有効回答企業の業種別内訳は、鉱業12、建設業127、製造業139、卸売業36、小売業110、運輸業23、サービス業100である。
図１−1は、ＩＴを活用した事業展開への取り組みについてみたものである。ＩＴを活用した、自社製品・サービスの高付加価値や事業の拡大・効率化、新事業分野への進出等への取り組み状況は、「既に導入（取り組み）済みである」（以下、「導入済み」）16.1％、「具体的に計画を進めている」（以下、「取り組み中」）9.7％、「現在、検討中である」（以下、「検討中」）14.6％で、４割の企業が「導入済み」または「取り組み中」、「検討中」であるとしている。その他の企業は、「必要と思うので、今後検討したい」30.9％、「取り組む考えはない」11.7％、「わからない」16.6％、「その他」0.4％となっている。 |
| 図1−2〜4は、これを2【業種別】、3【従業員規模別】、4【売上高別】にみたものである。【業種別】では、「導入済み」または「取り組み中」、「検討中」とする割合の合計が最も多いのは卸売業（「導入済み」19.4％、「取り組み中」8.3％、「検討中」30.6％）であり、以下、サービス業（同21.0％、同8.0％、同15.0％）、製造業（同18.0％、同14.4％、同11.5％）、小売業（同12.7％、10.9％、同16.4％）、建設業（同15.0％、同7.1％、同15.0％）等となっている。【従業員規模別】では、「導入済み」、「取り組み中」、「検討中」とする割合の合計が多い順に、「50〜99人」（「導入済み」16.1％、「取り組み中」12.9％、「検討中」19.4％）、「10〜19人」（同15.5％、同11.3％、同20.6％）、「100〜299人」（同24.2％、同11.6％、同6.3％）、「1〜9人」（同13.7％、同12.3％、同11.0％）等となっている。また、【売上高別】では、「導入済み」、「取り組み中」、「検討中」とする割合の合計が多い順に、「10億円以上」（「導入済み」18.1％、「取り組み中」13.3％、「検討中」15.4％）、「5億円以上10億円未満」（同20.7％、同8.0％、同13.8％）、「5千万円以上1億円未満」（同10.8％、同13.5％、同16.2％）等となっている。 |
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