図7-1は、産業廃棄物について「自社」・「他社と共同」で処理している理由をみたものである。「処理・処分費用の軽減」が51.5%と最も高く、以下、「資源の再利用」39.1%、「特に理由はない」14.2%、「地球環境保護」12.4%、「埋立最終処分量の軽減」10.7%、となった。前年比では、「資源の再利用」6.9ポイント増加、「地球環境保護」6.7ポイント増加となった。 |
図7-2は、「自社」・「他社と共同」処理の場合の問題点をみたものである。「手間がかかる」の30.8%が最も高く、以下、「コストが高い」30.2%、「問題はない」29.6%、「施設・設備の設置が難しい」24.5%、「地域住民との関係」13.8%となった。前年比では、「コストが高い」と「手間がかかる」がそれぞれ14.1ポイント、12.4ポイントの大幅な増加、「ノウハウ・技術不足」5.4ポイント増加となった。 |
図8は、リサイクル処理の場合の問題点をみたものである。「コストが高い」の41.5%が最も高く、以下、「手間がかかる」37.8%、「問題はない」31.1%、「施設・設備の効率が悪い」15.6%、「リサイクル商品の販路に問題がある」14.1%、「推進体制が不十分」7.4%となった。前年比では、「コストが高い」16.0ポイント増加、「リサイクル商品の販路に問題がある」5.9ポイント減少となった。 |
図9-1は、専門業者に委託している理由についてみたものである。「適当な設備がない」の69.6%が最も高く、以下、「処理すべき量が少ない」31.6%、「委託するコストが低い」29.6%、「処分のノウハウがない」28.8%、「処理の施設・設備導入資金の調達が難しい」22.7%となった。前年比では、「委託する方がコストが低い」3.4ポイント増加、「処理すべき量が少ない」2.2ポイント増加、「処分のノウハウがない」7.1ポイント減少、「適当な設備がない」4.6ポイント減少となった。 |
図9-2は、専門業者委託の場合の問題点についてみたものである。「処理料が高い」の65.8%が最も高く、以下、「いつまで委託できるか不安である」31.2%、「問題はない」23.1%、「質や量の問題で委託が円滑にいかない場合がある」13.9%となった。前年比では、「処理量が高い」5.5ポイント増加、「質や量の問題で委託が円滑にいかない場合がある」2.2ポイント増加となった。 |
図10は、産業廃棄物の減量化、再資源化への取組状況をみたものである。「既に取り組んでいる」が37.5%と最も高く、以下、「現在は取り組んでいないが計画はある」28.0%、「わからない」17.9%、「現在も取り組んでいないし、その予定もない」16.6%となった。前年比では、「既に取り組んでいる」3.8ポイント増加、「現在は取り組んでいないが計画はある」2.8ポイント減少となった。 |
図11は、減量化、再資源化の取り組み程度(段階)をみたものである。「製造段階」の49.1%が最も高く、以下、「原材料購入段階」36.8%、「流通・販売段階」15.5%、「その他」15.9%、「技術開発・製品開発段階」14.1%となった。前年比では、「技術開発・製品開発段階」9.3ポイント減少、「原材料購入段階」6.8ポイント減少となった。 |
図12は、環境に関して希望する事項についてみたものである。「支援策等の紹介」の50.3%が最も高く、以下、「業界動向情報の提供」37.9%、「先進事例の紹介」36.8%、「技術・製品情報の提供」34.8%、「講習会等の開催」28.9%、「先進企業の見学」14.0%、「機器・設備の展示」10.7%となった。前年比では、「技術・製品情報の提供」7.6ポイント増加、「先進企業の見学」2.8ポイント増加、「先進事例の紹介」5.2ポイント減少、「業界動向情報の提供」2.7ポイント減少となった。 *なお、図中の回答数は本年度の実績である。 |
最後に、今回の調査にご協力いただいた企業の環境に関してのご意見、経営上の問題点、要望等を紹介します。なお、紹介するのは「支援策等に関する要望」、「コスト上の問題点」の2点に関するものです。 |
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