初任給・新卒者採用調査(3/3)
特 集●平成13年度新卒者の採用予定および初任給調査結果


人材育成 OJTが主体

 図5は、人材育成方法についてみたものである。「OJT(職場内研修)」が66.9%と最も多く、以下「外部研修会への参加」45.4%、「社内研修会への参加」36.1%、「通信教育の受講」7.6%   となっている。

図5

 最後に、今回この調査にご協力頂いた方々の新卒者採用、初任給及び経営を取り巻く環境に関するご意見を紹介します。


新卒者採用、初任給及び経営環境に関するご意見

業  種 内            容
鉱業・建設業
当社に来る新卒者はまじめで頑張りやであり、学校の先生方には良い人材を紹介していただきありがたく思っている。
公共事業の発注額が減少傾向にあり、来期以降も厳しい見通しであることから当面採用は見合わせたい。
昨今の厳しい経営環境を脱却するため内部体制の整理等努力を重ねているところであり、新採用に踏み切るまで2〜3年は要するものと推測する。
製造業
新卒者採用は殆ど無い。大半は中途採用である。
経営環境は依然不透明であり、予測が困難な状況下での新卒者の採用は計画・実施等の判断が本当に難しい。
卸売・小売業
新卒者を採用しても半年から1年でやめる人が多く、仕事に対する情熱が足りない。マンツーマンの教育が必要かも知れないが難しい。
経営環境の悪化により、益々人材育成にお金をかけられなくなった。
運輸・サービス業
経営環境が厳しいため今後採用枠を縮小するか悩んだが、このような時こそ優秀な人材を確保しておきたい気持ちもある。
地元の学校より新卒者の採用を依頼されるが、現在の経営環境では応えられない。
新卒者の定着率が非常に悪いので悩んでいる。
優秀な新卒者を採用したいが現在の状況では厳しい。現社員の能力開発に努力せざるを得ないのが現状である。




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