ボーナス調査(1/3)
特 集●冬季賞与支給予定額調査結果

冬のボーナス支給予定額 374,441円
対前年比△1.1%で、3年連続のマイナス

●支給月数1.77ヶ月

当いわて産業振興センターが10月31日現在でまとめた県内企業の冬のボーナス支給予定額は、有額回答のあった267企業の加重平均<有効回答企業の支給予定額の総額÷有効回答企業の従業員総数>で、374,441円(対象企業の前年比△1.1%の減少)となり、3年連続のマイナスの伸び率となった(前年調査△1.2%、前々年同△5.2%)。

 この調査は、当いわて産業振興センターが66業種、2,000企業を対象に、平成12年10月31日現在で実施したものである。
回収した457企業のうち、支給額が未定のもの、記載が不完全なものを除いた有効回答企業は315であった。この調査結果は、有効回答企業315から「ボーナスを支給しないとした企業」(48)を除いた267企業分を集計したものである。
なお、無効回答企業142のうち88は「調査日現在、支給額が未定」とするものであった。

前年比△1.1%の減少
3年連続のマイナス

 表1−1は今冬のボーナス支給予定額について有額回答のあった267企業の状況をみたものである。これによると、ボーナス支給予定額は全業種の平均で374,441円(回答企業の前年実績比△1.1%の減少)となり、3年連続(前年調査△1.2%、前々年同△5.2%)のマイナスの伸び率となった。
支給月数では、平均基本給211,516円(平均年齢38.3才、平均勤続年数12.5年)に対し、1.77ヶ月となっている。

表1-1

4業種において前年支給額を上回る

 業種別の支給予定額(総平均)は、「小売業」が、408,667円と最も高く、以下「製造業」384,882円、「卸売業」371,212円、「建設業」368,958円、「鉱業」340,953円、「サービス業」318,387円、「運輸業」114,178円の順となっている。
 また、支給予定額を回答企業の前年比でみると、「鉱業」2.3%、「サービス業」2.2%、「卸売業」1.5%、「製造業」0.7%と4業種においてはそれぞれ前年を上回った。また、「運輸業」△39.6%、「建設業」△3.8%、「小売業」△0.5%と3業種においては前年比マイナスとなった。

男子前年比△5.1%の減少
女子前年比0.7%の増加

 表1−2は、有額回答のあった267企業のうち、男女別に回答した企業の支給状況である。これによると、支給予定額は男子が396,333円(回答企業の前年比△1.5%の減少)、女子は254,154円(同2.3%の増加)であった。 
基本給に対する支給月数は、男子が平均基本給223,894円(平均年齢39.4才、平均勤続年数12.4年)で1.77ヶ月、女子が同161,020円(同37.8才、同9.9年)で1.58ヶ月となっている。
表1-2


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