県内の主な出来事　９９年１月

県内の主な出来事

（’９８／１１／２１～１２／２０）

ベンチャー企業・ジェーエフピー
産学協同で市場は世界に

　盛岡市のジェーエフピーが、通産省所管の先導的コンテンツ市場環境整備事業に採択された。岩手大などと連携し、三次元ＣＧ（コンピュータ・グラフィックス）技術を学ぶための「デジタル・テキスト」作成に取組む。三次元ＣＧは、映画やインターネット等に不可欠な技術で今後多くの需要が見込まれる。(12/３)

労金、一般中小企業へ融資
借り手企業労組も保証

　労働省は、金融機関の貸し渋りで中小企業の倒産が多発し失業者が増えるのを防ぐため、労働金庫が一般の中小企業に運転資金を融資する「事業資金融資制度」の創設を決めた。リスク軽減のため、信用保証協会の保証に加え、労働組合も保証する「二重保証」の案件に対象を絞る。1社当たりの上限は5,000万円。(12/４)

北上市の地域産業振興２施設
使用料など詳細定める

　北上市の基盤技術支援センター条例と、情報センター条例の新設案が、12月市議会に上程された。基盤技術支援センターは、北上産業業務団地内に建設されている新施設。市情報センターも新築中の北上オフィスプラザ内に新設されるもので、市側では来年4月の完成に合わせ施行したい考え。(12/９)

ウィンドウズ98に2000年問題
修正ソフト無料配布

　
　
　米マイクロソフトは、同社の最新基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ98」で、「2000年問題」に関し11ヵ所で欠陥が見つかったと発表し、インターネットとCD-ROMを通じて修正プログラムの配布を始めた。同社では、機器や内部のデータが被害を受けることはないとしているが、2000年問題の根深さが実証された形。(12/９)

　
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ウインドウズ98

県内初セルフ式ＧＳオープン
大手ＧＳ進出阻止を狙う

　県内第１号となるセルフ式ガソリンスタンド（ＧＳ）が12月中にオープンする予定。遠野市の泉商事が同社の昭和シェル遠野バイパスＳＳを拡張し、セルフ式の給油装置を併設したもの。セルフ式のＧＳは、安全対策等に多額の設備費用がかかるため、東北でも青森、宮城両県に各１施設だけと意外に少ない。(12/15)