社長と一緒懸命

独自技術でインフラ向上に寄与
未来社会に貢献する企業を目指す


 
鎌田 伸夫(かまた のぶお)

【東日本機電開発(株) 取締役生産部長 】
昭和17年生 宮城県出身   勤続27年
 
東日本機電開発(株) 会社概要
所在地 盛岡市南仙北2-3-33
TEL 019(634)1177
FAX 0195(634)1143  
資本金 1,000万円
社 長 水戸谷 完爾
従業員 28人
売上高 378百万円(平成10年6月期)
創  業 昭和 46年 1月
事業内容 配電盤製造業

 鎌田 伸夫様

 
1510.gif (229 バイト) 創業の経緯、社名の由来などは。
鎌田:穀物プラントの据え付け工事の会社を経営していた最初の社長が、昭和46年に創業しました。その後、わけがあって当初の社長から現在の水戸谷社長に引き継がれたのが昭和57年です。当初は東日本を商圏にしようという意気込みがあったため大それた社名になっています。しかし、実際にはアフターサービス等の面から岩手、秋田両県を中心に青森県を含めた北東北が主たる商圏です。
機電開発としたのは、電気関係の業務ではあるが主役である機械が効率よく安全に稼働するのが電気であり、そのため技術に重きを置くとの考えからです。
 
1510.gif (229 バイト) 製品は特殊な配電盤ということですがお得意様は。
鎌田:主製品は配電盤といっても、その中の監視制御盤、計装盤といわれるものです。当社はポンプや各種機械のプラント建設業者から受注していますが、最終需用者つまり発注者は国、県、市町村や農業団体等です。そのため、脇道にそれますが、比較的仕事量が落ち込む夏場は、ポリテクセンター宮城での専門技術の研修や中小企業大学校仙台校での研修を年間計画に基づき受講させています。
 
1510.gif (229 バイト) 技術開発・革新のための体制等は。
鎌田:専門技術修得のため、各種研修を受講させているほか、さらに高度なものは社内でのOJTを通じて相互啓発し、研鑽しています。設計、品質管理、検査部門の一部の者を構成員にプロジェクトチームを編成し、開発を担当しています。成果品としては専用回線を利用した中央監視装置がありますが、残念ながら注文の方は今一つです。
 
1510.gif (229 バイト) 社長との役割分担は。
鎌田:社長が管理部門と営業部門を担当し、私が生産部門と一部JR関係の営業を担当しています。簡素な体制ということで、常勤役員は私たち二人だけですので、分担の垣根を取り払い意志疎通を図っています。
 
1510.gif (229 バイト) 鎌田さんの経歴は。
鎌田:宮城県の高校の電気科を卒業し、県内の大きな配電盤等のメーカーにちょうど10年勤務しました。この間での仕事を通して蓄えた知識と経験が現在の私の基礎になっており、有り難いと思っています。その後、当社の設立に関わっていた水戸谷社長に誘われ、創業時から参画しています。水戸谷社長とは前の会社から一緒で35年以上の付き合いです。

1510.gif (229 バイト) 不況の中、中長期的戦略や抱負は。
鎌田:当社の製品は交通機関や生活関連施設など社会基盤の整備のために「神経」の役割を果たすものですので、好不況にはあまり左右されることなく発注量が安定しています。しかし、同業者間での競争は熾烈になっていますので、営業活動に力を入れています。さらには、これまで以上に研究開発を押し進め、同時に提案型企業として充実していきたいと思います。そのため、社団法人配電盤工業会が業界独自で進めている「優良工場認定制度」の認定を受けることで会社をあげて取り組んでいます。この認定は、いわば「業界版ISO」ともいうべきもので、他社との差別化が可能になります。これらを総合的に進めて、最終的には「豊かな未来社会に貢献できる企業」になれればと思います。

 

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