優秀な人材を擁し「地域のリーディングカンパニー」を目指す |
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岩本 いずみ (いわもと いずみ)様
【(有)岩本電機製作所 専務取締役 】
福島市出身 勤続10年
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創業の経緯などは。
岩本:
社長は普通の人より大分遅れて社会に出ました。結局は普通のサラリーマンになりきれなくて、ちょうど30才で独立しました。独立といっても、当面は食べるため、内職のようなものでした。仕事の内容は今でもやっていますが、ハーネス加工です。現在であれば「起業」のはしりでしょうか。
専務さんの主なお仕事は。
岩本:
日常の経理と庶務です。それと、社長が設備投資の要否等の大きな判断で悩んでいるときや社員が困ったときに相談にのることでしょうか。
また、私の取り柄は性格が根っから明るいことだけですから、何時も明るくして会社の雰囲気作りをすることです。
若くて優秀な人材に恵まれているそうですね。
岩本:
お陰様でこの地域、この従業員数にしては恵まれていると思います。全従業員のうち7人が男子で、この人たちはそれぞれ個性があり、優秀です。社長はカバあり、馬ありでまるで動物園のようだと言っています。この人たちにどんな場面を与え、活躍してもらうかで会社の命運が左右されますので「新しい活躍の場」については機会あるごとに社長とも話し合っています。
配線器具等の製造のほかにパソコン 関係の仕事もしているんですか。
岩本:
まだ始めたばかりですので、小規模ですが「プログラムの開発」「パソコンの操作指導」などをしています。現在、専従している者は1人ですが、「優秀な人材」が沢山いますので将来は増員していきたいと考えています。今年から種市町と契約し、町のホームページを作り、メンテナンスもしています。これは勉強になるようです。
「夢」なり「希望」は。
岩本: 長い間景況は最悪ですが、当社はこの10年間、年商も従業員数も着実に増加しています。そんな中、まさに夢のような話ですが、社長がいうとおり何時かは「この地域のリーディングカンパニー」になることでしょうか。とはいえ、10年目を迎え岐路にたっていますので、この現実と「夢」を結びつけるため、まずは技術力を向上し受注能力を高めなければなりません。そして最後はできれば社是である「社員の幸せ」を実現したいと思います。
公社の色々な事業を利用いただいておりますが。
岩本:
公社さんとの関係は平成4年度、両端圧着機の設備貸与を受けたのが最初です。たまたま、公社の職員の方が「飛び込み」で勧誘に来てくれましたので、これ幸い申込みしました。また、研修センターさんの工業経営者大学を、社長が平成5年、私が平成8年に受講しています。社長は受講がきっかけで会社経営に対する考え方が大きく変わったと言っています。私も受講して社長の言っていたことがわかりました。平成8年度には情報センターさんの「情報化モデル企業」の対象にしていただきました。公社さんは、仕事をいただくお取引先や銀行と同じくらいお世話になっています。
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