今回の調査においても商店数の減少に歯止めがかかっておらず、零細規模の企業が淘汰されてきています。また、中核市部の周辺の町村への大型店出店が目立ち、これにより、都市部と周辺部の格差が縮小してきているのも特徴です。この結果、これまでの都市部における大型店対中小商店という競争構造から都市対都市または都市対周辺町村という競争構造に変わってきており、ますます買い手の論理を第一に考える必要がでてきております。
今、地域の商店街はこれまで経験したことのない厳しい風にさらされています。私どもの地域においても大型店の進出や商店街の空洞化など環境の変化が顕著でその対応には相当な努力が必要です。商店街としては、商売の原点に帰ってお客様への徹底したサービスに努めるなど、これまでの商売のやり方を見直す必要があると思います。また、行政に対しては商業振興とまちづくりのために地域と連携した施策の実現を期待しております。
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