
佐藤 文江(さとう ふみえ)様
[株式会社水沢米菓 せんや 専務取締役]
昭和26年生 胆沢町出身 勤続25年
株式会社水沢米菓 せんや 会社概要 |
所在地 |
胆沢郡胆沢町小山字下笹森52-1 |
TEL 0197(47)1008 |
FAX 0197(47)0011 |
社 長 |
佐藤 庄一 |
資本金 |
3,000万円 |
従業員 |
28名 |
売上高 |
4億5千万円 (平成8年7月期) |
創 業 |
昭和38年11月 |
事業内容 |
米菓生地及び米菓の製造 |
|
 |
会社の所在地が胆沢町で「水沢米菓」ですが。
佐藤: 亡くなった前社長の義父が昭和38年に水沢市内で製粉や精米業を始め、上新粉や現在の主製品である米菓の生地の生産をしていました。その後、手狭になったためここに移転しました。
米菓の生地だけではなく完成品を生産しているんですね。
佐藤: はい、現在は生地が85パーセントで、完成品が15パーセントですが、これからは完成品の割合を高めていきたいと社長と話し合っています。今後は、当社の主力商品となっている「まぼろしのせんべい」のように江刺金札米を原料とするなどして、より付加価値も収益性も高く、さらに当社特有の製法にこだわったものにしたいと考えています。
原材料、副資材は相当吟味しているそうですね。
佐藤:
生地、完成品を問わず、原料米には米どころに相応しく「ひとめぼれ」などを使用するほか、副資材にも気を配っています。それと、昭和52年社長が専務だった時に開発した機械装置を用いての生地の製法が当社の宝です。
パッケージやネーミングにも工夫をこらしていますね。
佐藤:
はい、社長がそういうことを考えるのが好きなものですから、社長に任せきっています。何よりこういう製品は、包装や商品名で売上が左右されるところがありますから、社長が直接関わっていることは有り難いです。おかげさまで先日、中小企業向け業界誌の広告コンクールで全国第1位を獲ることができました。
貴社の誇るべき点、自慢できる点は。
佐藤:
このとおりの農山村地域に立地していますので、家庭的な雰囲気の中で従業員の方々に働いていただいていることです。その結果、従業員の方々が自分の仕事に真剣に取り組んでいますし、各人が意見を出し合ってよりよい製品づくりに努めています。
専務さんとしての具体的なお仕事や社長との役割分担は。
佐藤:
主に経理を担当していますが、社長は顧客回りや新規のお客様の開拓など営業が主体で不在がちなので、社長が安心して外回りができるよう万全な体制で留守を守っております。
貴社の長期的な展望、抱負などは。
佐藤:
さらにいい生地、さらにいい完成品を作ることに尽きます。そして、例えばモンドコレクションの受賞を目指すとか、完成品の割合を高め、年商を5億円にするなどの具体的な目標もあります。展望や抱負の実現には、社長が何時も言うとおり常に「遊び心」をもっていきたいです。きっとその方がお客様に受け入れられるよりよい製品ができると思いますので。
お忙しいでしょうが、ご趣味は。
佐藤:
最近は子供も大きくなり時間に余裕が出てきましたので、ドライブをしたり、気のあった古くからの友人と温泉につかって英気を養っています。

|