
藤田 健治(ふじたけんじ)様
[株式会社 肉の横沢 専務取締役]
昭和24年生 秋田県花輪町出身 勤続16年
(株)肉の横沢会社概要 |
所在地 |
西根町大更21−52−1 |
TEL 0195-76-3026 |
FAX 0195-76-3047 |
社 長 |
横沢 盛悦 |
資本金 |
1,200万円 |
従業員 |
98人 |
売上高 |
16億4千万円(平成8年5月期) |
設 立 |
昭和51年1月 |
事業内容 |
食肉総合卸売・販売 |
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西根町に根ざした中堅企業として頑張っておられますね。
藤田:ありがとうございます。私が入社した10数年前は従業員数もまだ10人余り、年商も1億円ほどでしたが、今の社長の頑張りと社長に尻をたたかれながらついてきた従業員全員の頑張りでここまでになったと思います。
本社工場のほか県内だけでなく県外にも事業所があるんですね。
藤田:はい、最大の拠点は私が所長を兼ねている盛岡ですが、そのほか県内では水沢にあり、仙台までカバーしています。県外としては八戸にあります。そのほか、盛岡に2店舗、西根町にも大型店対策を考えての直営店が2店舗あります。また、営業状況を正確につかまえること等のため、平成元年には製造部門を別会社にしました。
社長さんは営業などで出ておられることが多いそうですね。
藤田:社長は年がら年中特に大事なお客様をまわったり、情報収集のため県内外だけではなく、時には海外にまで足をのばして飛び回っています。それでも、現在は社長の留守を守って何とかやっていける体制になっています。
最近のO(オー)157、下火になったとはいえ狂牛病、大変ですね。
藤田:はい、それでなくても消費者の肉離れ傾向、それと阪神大震災で関西方面からの観光客の入り込み数の減少があります。実際、ホテルなどでも、提供する食事の和風化の傾向が目立っています。その上O(オー)157ですから、売上を維持し、さらには伸ばしていくには厳しい環境です。幸い、当社の製品も営業マンも優秀ですので、今後も売上、利益ともこれまでどおり伸ばしていけると思います。
新製品の開発にも熱心なようですが、ご自慢の品は。
藤田:行者ニンニク入りのソーセージでしょうか。季節には、本社の従業員が総出で近くの山に入って、1年分の材料を確保します。養殖ものも手に入るのですが、どうしても肝心の香りが今一つ足りません。それと、最近ではしゃぶしゃぶ用の和牛の肉を末広型にしたものがあります。ちょっとしたアイディアですが、祝い事の席にぴったりのようで、結構好評です。
中長期的な経営方針、抱負などは。
藤田:極めて単純ですが、経営方針はお客様第一主義です。これがあってこその「肉の横沢」です。心配りと工夫などでよりお客さまに喜ばれるものを提供したいですね。この業界の県内トップですが、販路をさらに南に進め東北一を目指したいです。また、従業員の高齢化対策も含めて、牧場をつくりたいと社長と話し合っています。
社長さん同様、専務さんも仕事人間のようですが、お暇な時は何を。
藤田:私は趣味の塊みたいな人間です。大半は時間に余裕が出始めた最近からのものですが、ゴルフ、山歩き、渓流釣り、土いじりなどです。その分全部が中途半端な腕前ですが・・・。

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