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 健全を重石に半世紀、漬け物に夢の青写真 


 

吉田 洋子 (よしだようこ)
[有限会社青三商店  経理部長]
昭和15年生  石鳥谷町出身    勤続26年
 
(有)青三商店 会社概要
所在地 紫波町高水寺字欠上り16−2
TEL 0196(76)6633
資本金 1,000万円
社 長 吉田 勝彦
従業員 90人
売上高 10億9,500円(平成7年6月期)
創  業 昭和41年 1月
事業内容 野菜漬け物製造

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1510.gif (229 バイト) 近代的な「漬け物工場」ですね。。
吉田: ありがとうございます。昔から漬け物工場は、いわゆる「3K」の代表みたいな印象がありましたから、その印象を払拭したい事もあって、この工場をつくりました。10年ほど移転先を物色していましたが、たまたま、まとまった土地があり、紫波町はじめ地元の方々の要請もあり決断しました。設備も最新鋭のものを導入しています。食べ物商売ですから、衛生面にはサイダ愛の配慮をしましたし、公害の防止施設も万全にしました。それで、近代的という印象を与えるのでしょう。従業員の定着率も飛躍的に向上しました。
 
1510.gif (229 バイト) 単価が高くない日配品だけを扱って年商10億円余り、すごいですね。
吉田: そうですね。1日に換算すれば3百万円ですから、我がことながら驚きます。つくることは誰でもできますから、それもこれも私どもの商品をお買いあげいただいているお客さまのお陰です。口幅ったくなりますが、私どもとしてはどうすればお客さまに喜んでいただけるものを生産できるか、それこそ日夜努力していますので、その結果かなとも思っています。
 
1510.gif (229 バイト) 「時短」と業界固有の「賞味期限」への対応、課題は山積みしていますね。
吉田: 本当にそのとおりです。時短は、製品の特性上苦労しましたが、段階的に対応策を講じてきました。その結果、来年4月を待たず、今月から「週40時間制」にしました。賞味期限は、法令の順守は勿論、お客さまのためにも十分の体制を作りました。時短の助成制度を利用して自動真空包装機、バーコード管理システムなどを導入し、時短と賞味期限をまとめて解決しました。
 
1510.gif (229 バイト) 創業50年、会社設立30年、節目の時ですね。今後の展望なり夢は。
吉田: 早いもので先代社長が従業員10人余りで創業して半世紀がたちます。先代社長は本当に大した人でしたが、当時これほどまでになるとは思いも及ばなかったでしょう。どんな夢でも、実現する日には日々の「健全経営」の実践こそが大切だと思います。内部保留に努めてまいりまして、お陰様で当社の自己資本比率は30%余りです。展望ですが、雇用機会の拡大等を通して地元の方々にお返しができればと考えています。広い空き地がありますので、運動場にでもして福利厚生の充実を図るとともに地元の方々に開放できればと、夢みたいなことも考えています。
 
1510.gif (229 バイト) 社長夫人としても公私にわたりご多忙でしょうが、趣味などは。
吉田: 以前に比べ、コンピュータによる事務処理等も進み、総務部長はじめ優秀な人材が揃っていますので、随分楽になりました。趣味というには恥ずかしいですが、四十ならぬ五十の手習いで去年から「写真」を始めました。被写体は手当たり次第です。先週の北海道への社員旅行では小樽運河から従業員のスナップまで撮りました。誰に見せるものでもなく。全く自己流でやっていますが、本当にいい息抜きです。

 

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