
向 正彰(むかいまさあき)様
[久慈琥珀株式会社 常務取締役]
久慈披拍(株)会社槻要 |
所在地 |
久慈市小久慈町第19地割156番133 |
TEL 0194(59)3821 |
社 長 |
薗田和夫 |
資本金 |
4,000万円 |
従業員 |
59名 |
売上高 |
5億9,800万円(平成8年2用期) |
設 立 |
昭和56年9月 |
事業内容 |
墟拍装飾品の製造加工並びに販売 |
レストラン、フチホテルの営業 |
墟拍博物館の営業 |
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創業して15年近くになりますが、久慈魂拍さんは誘致企業なんですね。
向: そうです。当社のグループ会社に宝飾品を取り扱う「ベオルナ東京」がありますが、当時の部長が県と市で主催する企業誘致の説明会に出席しましたところ、特に久慈市の方から熱心にお誘いがあったようです。そのお誘いをうけ、昭和57年に操業しました。
向さんは当初から社長の片腕として頑張ってこられたんですね。
向: 社長が、まだ若かった私に期待して現地での重要な事項まで任せてくれましたので、いきおい私としても張り切らざるをえませんでした。今にして思えば「怖いもの知らず」でやってきたと思います。
久慈琥珀さんに勤められる前は何をなさっていたんですか。
向: 学校を卒業後、地元の漁協に勤務しましたが、どうしても東京で勉強したくて出版社等で働きました。その後は八戸で書店を開いたりしましたが、まだ若く資金不足もあり、ものの見事に失敗しました。社長にも言われますが、この失敗が今の私の「肥やし」になっていると思いますし、仕事にも少しは役だっているのかもしれません。
御社の近況を教えてください。
向: お陰様で年商も6億近くになり、当初からの計画も着々と実現しています。また、最近は年間約5万人のお客様においでいただいていますが、親子連れの方は、子供さんが退屈されるようですので、ゆくゆくは自然公園のようなものを併設したいと考えています。
売上、業容とも順調のようですが、今後の会社としての夢は。
向: これまでは、社長の意向で、どんなときでも地元の類似のご商売の方々とは競合しないように配慮し、地元に貢献する会社であるよう心がけてきました。今後は、これもふまえて「夢を語り合える企業」でありたいと思っています。近々では、来年久慈市が開催予定の「国際琥珀フォーラム」に積極的に関わり、久慈市のイメージアップも兼ねて、「世界に通用する企業」を目指していきます。
そういえば、今月は「琥珀まつり」もありますね。
向: はい、この催し物は12年前に始めましたが、目的は、地元の方々と当社の交流を深めること、そして琥珀をもっと知ってもらうことでした。そのため地元の子供たちも参加できるような企画にしていますが、これもお陰様で年々おいでいただく方が増えています。
常務になられ、ますますお忙しくなりそうですが、ご趣味などは。
向: ありきたりですが読書です。最近は江戸から幕末、明治時代初頭にかけての歴史関係のものを読んでいます。若い頃はなんであんなものが面白いのかと思ったものですが、歳をとるに従って好みも変化するんですね。それと、身体を動かすことが好きで色々な運動をしていますが、間もなく本気で剣道を始めようと考えています。

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