一部に明るい兆しの県内景況

３月の実績調査結果
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３月の実績調査結果
　
　業界全体をみると、小売業の各指標が上向くなど明るい兆しが見られるものの、依然として弱含みに推移している。
　生産・売上が前年同月に比べて増加
したとするところは調査票回収990企業（有効回収率60.0％）中、14.9％と前月調査の15.1％を0．2ポイント下回った。一方、減少企業比率も34.4％と前月調査の36.4％を2．0ポイント下回ったことから、指標は上向いた。
　また、収益も増加企業比率が9.2％と前月調査の8.9％を0.3ポイント上回った。減少企業比率も35．6％と前月調査の38．5％を2．9ポイント下回ったことから、指標は再び上向いた。
　なお、生産・売上、収益とも指標は上向きとなったものの、前年比較では下回って推移している。
　資金繰りは好転6.2％（前月調査6.0％）、悪化24.9％（同27.5％）となっている。
　4〜6月期の予測についてみると、生産・売上が前年同期を上回るとみているところは12.7％と当月実績を2．2ポイント下回っている．一方、減少予測企業比率は29.4％と当月実績を5.0ポイント下回っていることから、予測通りならば指標は上向くことになる。
　また、収益予測でも増加8.2％（当月実績比1.0ポイント低下）、減少30.7％（同4.9ポイント低下）と指標はここでも上向くことになる。
　資金絞り予測は好転5.9％（同0.3ポイント低下）、悪化24.7％（同0．2ポイント低下）となっている。
　このように、先行き見通しについては、回榎への期待感をもつ向きが多くなっている。

　建設業全体をみると、工事高が前年同月を上回ったとするところは17.9％と前月調査の17.7％を0.2ポイント上回った。減少企業比率は34.4％と前月調査の30.9％を3.5ポイント上回ったことから指標は下向いた。
　一方、収益は増加10.0％（前月調査6.3％）、減少28.3％（同39.1％）と指標は再び上向いた。
　資金繰りは好転8.7％（同8.0％）、悪化21.7％（同22.7％）となっている。
　製造業全体をみると、生産が前年同月を上回ったとするところは16.3％と前月調査の17.5％を1.2ポイント下回った。一方、減少企業比率は33.4％と前月調査の33.9％を0.5ポイント下回ったことから、指標はほぼ横這いとなった。
　一方、収益は増加11.6％（前月調査11.4％）、減少38.9％（同36.8％）と指標は再び下向いた。
　資金繰りは好転6.1％（同7.8％）悪化24.5％（同26.9％）となっている。
　卸売業全体をみると、売上が前年同月を上回ったとするところは21.1％と前月調査の22.8％を1.7ポイント下回った。減少企業比率も42.3％と前月調査の38.0％を4.3ポイント上回ったこと
から指標は下向いた。
　また、収益も増加10.2％（前月調査17.1％）、減少40.7％（同35.9％）と指標は下向いた。
　資金繰りは好転2.8％（同3.9％）、悪化19.7％（同23.1％）となっている。　
　小売業全体をみると、売上が前年同月を上回ったとするところは13.2％と前月調査の12.7％を0.5ポイント上回った。減少企業比率も38.1％と前月調査の41.9％を3.8ポイント下回ったことから指標は上向いた。
　また、収益も増加6.0％（前月調査5.4％）、減少37.9％（同42.9％）と指標は再び上向いた。
　資金繰りは好転6.0％（同4.5％）、悪化29.5％（同32.4％）となっている。

注）�]�]�]�]　　・・・・アンケートの回収数が規定数に満たなかったため、コメントを控えます