一部に明るい兆しの県内景況

２月の実績調査結果
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２月の実績調査結果
　
　業界全体をみると、生産・売上に明るい兆しが見られる業種があったものの、依然として弱含みに推移している。
　生産・売上が前年同月に比べて増加したとするところは調査票回収1,009企業（有効回収率61.2％）中、15.1％と前月調査の13.5％を1．6ポイント上回った。減少企業比率も36.4％と前月調査の39.5％を3.1ポイント下回ったことから、指標は再び上向いた。
　一方、収益は増加企業比率が8.9％と前月調査の9.2％を0.3ポイント下回った。減少企業比率は38．5％ヒ前月調査の39.5％を1.0ポイント下回った。その結果、指標はほぼ横ばいとなった。
　なお、生産・売上、収益とも指標は上向きあるいは横ばいとなったものの、前年比較では下回って推移している。
　資金繰りは好転6.1％（前月調査6.0％）、悪化27.5％（同29.2％）となっている。
　3〜5月期の予測についてみると、生産・売上が前年同期を上回るとみているところは11.9％と当月実績を3.2ポイント下呪っている。一方、減少予測企業比率は29．5％と当月実績を6．9ポイント下回っていることから、予測通りならば指標は上向くことになる。
　また、収益予測でも増加7.8％（当月実績比1.1ポイント低下）、減少33.3％（同5.2ポイント低下）と指標はここでも上向くことになる。
　資金繰り予測は好転5.4％（同0.7ポイント低下）、悪化24.9％（同2.6ポイント低下）となっている。
　このように、先行き見通しについては、回復への期待感をもつ向きが多い。

　建設業全体をみると、工事高が前年同月を上回ったとするところは17.7％と前月調査の13.0％を4.7ポイント上回った。減少企業比率も30.9％と前月調査の36．4％を5.5ポイント下回ったことから指標は上向いた。
　一方、収益は増加6．3％（前月調査8．6％）、減少39.1％（同36.2％）と指標は再び下向いた。
　資金繰りは好転8．0％（同3．7％）、悪化22．7％（同27．2％）となっている。
　製造業全体をみると、生産が前年同月を上回ったとするところは17.5％と前月調査の16.8％を0.7ポイント上回った。減少企業比率も33.9％と前月調査の37.6％を3.7ポイント下回ったことから、指標は再び上向いた。
　また、収益も増加11.4％（前月調査10.7％）、減少36.8％（同40.6％）と指標はここでも再び上向いた。
　資金繰りは好転7.8％（同7.5％）悪化26．9％（同29．0％）となっている。
　卸売業全体をみると、売上が前年同月を上回ったとするところは22.8％と前月調査の19.0％を3.8ポイント上回った。減少企業比率も38．0％と前月調査の44.3％を6.3ポイント下回ったこと
から指標は上向いた。
　一方、収益は増加17．1％（前月調査15.9％）、減少35.9％（同33.3％）と指標は再び下向いた。
　資金繰りは好転3.9％（同12.7％）、悪化23.1％（同25.4％）となっている。　
　小売業全体をみると、売上が前年同月を上回ったとするところは12.7％と前月調査の9.6％を3.1ポイント上回った。減少企業比率も41.9％と前月調査の45.1％を3.2ポイント下回ったことから指標は再び上向いた。
　一方、収益は増加5.4％（前月調査7.5％）、減少42.9％（同43.7％）と指標は下向いた。
　資金繰りは好転4.5％（同3.8％）、悪化32.4％（同31.8％）となっている。

注）�]�]�]�]　　・・・・アンケートの回収数が規定数に満たなかったため、コメントを控えます