有限会社 大清水多賀本店 ホームページ



当社からのPRメッセージ(事業内容ほか)

 明治5年の創業以来、日本料理を主に、岩手の食生活文化に携わってまいりました。
 二十余坪の回遊式庭園を前に大広間でゆっくりくつろぎながら汲む酒には、古都もりおかの歴史と共に歩んだ懐旧の味わいがあります。
 四季を愛でるにも最適の庭は、盛岡市指定の保護庭園として、隣接の「南昌荘」と共に変化に富み、雪囲いの風情ある雪見から弥生を境に紅白の梅、桜の春へと移ります。
 新緑まぶしい皐月の季になると、庭先はつつじ、藤の華やいだ衣装により一変し、池鯉の泳ぐ様にも、初夏のたたずまいへの移ろいが感じられ、盛岡の夏が近づいてきたことを知ります。
 割烹多賀としての自慢は、名物の鰻の蒲焼、会席料理以外に、店名に頂く自然の湧水「大清水」が豊富にあり、料理を始め、お茶、氷にいたるまで利用出来ることです。土用も過ぎ、やがて庭の木々が色づく秋になると、紅葉が池水に映え、郷土料理の芋の子汁の味を一際色染めます。
「食味」には周りの情緒と云う調味料が必要な事を改めて感じるひとときを提供させて頂く事に誇りを持って商いをさせて頂いております。


当社の概要

企業名 有限会社 大清水多賀本店
住所 〒020−0875 岩手県盛岡市清水町12−10
代表者 細川 耕三
電話 019−623−5321
ファックス 019−623−5329
資本金 10,000千円
従業員 40名
創業時期 明治5年
主要製品(商品) 会席料理、川魚料理、特に鰻の蒲焼
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当社の主要製品・サービス内容・技術

当店の献立の内で、「鰻蒲焼き」は当店の自慢の一品で、浜松産の太めの鰻を裂き(背開き)木串に刺した上で高温で約30分蒸しにかけます。
焼き方は強火の遠火で伝統の〔タレ〕を付けまわして焼きますが、ムラ無く焼き上げる為に細心の注意を要するのが火上のローテーションです。
七月土用の頃になると鰻の香りがそこいら中にたちこめ、調理場で名物の蒲焼を料理する作業風景が、マスコミの紙面を賑わします。
タレは当店の秘伝となっておりますが、販売量として毎日100人分以上の回転があり、タレには常に定分量を足すことにより、タレの味が新鮮である事も好評の源なのでしょう。
  うなぎ蒲焼    2,000円   うなぎ御膳    2,300円



当社からのメッセージ

二階座敷の花の間には、心温まるエピソードがある。昭和20年終戦と同時に盛岡にはアメリカ軍が駐留し、当店も将校の社交場となった。
本店二階の花の間の宴席では若い将校が興に乗り、22口径と38口径で床の間の柱を的にし、数十発を乱射したが、その弾痕は今も痛々しい。
時が流れて平成、若かった将校も70を越す老体となり、今は思いでとなった当店を尋ね来て若気のいたりの床の間を前にして謝辞を共に感慨にふけり懐旧の思いしきり。
その座敷「花の間」は今も現存し使用されている。市内にあって希有なことに園内には山菜が採れ、縁下には野性のタヌキが無断で住みつく等、数々のエピソードには事欠かない。